— ikoma/胎動LABEL (@down4realize) 2017年4月8日
先週のオープンマイクSPIRITに引き続き、この日のスペシャルゲストZohab Zee Khan。大柄な身体をめいっぱいに使ってフロアの奥へ奥へと進みつつ、パンチの効いた言葉は滞ることを知りません。
天井から吊り下がるオーナメントに額をぶつければ「東京は僕には小さすぎるよ!」と言ってのけ、なおかつ周囲もそれを納得できるのはたぶんZohabくらい(だと私は勝手に思っています)。それは背格好のことだけではなく、彼が社会を見る目の広さも言い表しているような気がしました。
Zohab Zee Khan来日記念特別ブックレット。彼の代表作"Imagine"のオリジナル版と日本語翻訳版が収録されています。今回のZohabの日本ツアーをサポートしたスポークンワード詩人・村田活彦さんが、編集・翻訳を手掛けました。"To Chiaki, Thank you for your words. Zohab Khan" Thank you と言わなければならないのはこちらのほうです。
ZohabがAustralian Poetry Slam 2014で優勝を勝ち取った詩、"I Write"の動画を紹介しておきます。「何のために書くか」とか「何を考えて言葉をつかうのか」ということについて、詩人自らがわざわざ詩にして語るなんて正直どうなの、ともやもや思っていた時期も私にはありますが、それはやはり書き手である以上避けては通れない問いなのだと思います。そして、書くことで答え続ける価値のある問いなのかもしれないと、Zohabのリーディングを見ながら考えています。
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